伊豆大島ソロキャンプ2018 その2 伊豆大島を自転車で一周する(前編)
2日目の朝です。
早速、釣りを始めましたが、最初の一投から強烈な当たり。しかし、ラインが切れてしまい、渾身の仕掛けやウキを紛失していまいました。残念。
仕掛けを付け直して、再開しましたが、ちびっこしか釣れませんでした。
仕方なく納竿して、朝食です。
当初、釣った魚だけで生き延びると言っていましたが、ちゃっかり肉を持ち込んでいたので、美味しくお肉を食べてます。このバーナーですが、物凄く小さくて軽いのにしっかり火力があります。それなりに海風が吹いてましたが、火力が強くお肉もしっかり焼けます。
あと、このガスバーナーってガス缶も百円ショップで売ってる日用品タイプなので、どこででも手に入れられます。キャンプ用の専用タイプのガス缶ではないのも、購入の決め手でした。これにして良かった。
クッカーはスノーピーク900です。これも深い鍋と浅いフライパンのセットですが、軽くて鍋の中にガスバーナーを入れて持ち運ぶと場所を取りません。昨晩は深い鍋の方でお湯を沸かして、スープを飲みましたが、お湯も3分もすれば沸騰します。今のところ、めちゃくちゃ快適です。
さて、今日はどうしよう。元々、トウシキキャンプ場でキャンプする予定だったので、そこがどんな所か確認したいと考えました。
事前に調査した記憶では、自転車で伊豆大島を一周するというのが、人気のようだったので、運動不足解消と伊豆大島の全容解明に向けて、自転車で伊豆大島を一周することにしました。
自転車は1日レンタルで2000円です。激安レンタカーが24時間で3000円なので、いかに激安レンタカーが安いかを痛感しましたが、まぁ、無いものはしょうがない。
自転車でのんびりと一周しようと、スタートしました。自転車レンタルは直接、お店にいったら、すんなり借りれました。レンタル屋のおばあちゃんが「一周はすごく大変よ。がんばってね」と。
岡田港から、時計回りにスタートしました。
岡田港→伊豆大島公園→波浮港→トウシキキャンプ場→元町港→岡田港で一周になります。
岡田港を出発すると、最初からモーレツな坂でした。でも、前半のこの坂を超えれば、あとは緩やかなアップダウンを繰り返すとネットの記事に書いてあったので、ここだけ頑張ろうと全力で坂を上っていきました。
全エネルギーの6割を消費して、坂を上りきると素晴らしい景色が広がりました。
そして伊豆大島公園に到着。
この看板を見る限り、公園の中心はまだ先のようなので、先に進んでいくと、着きました。伊豆大島公園。売店や椿資料館があります。ここで、伊豆大島の特産は椿だと知りました。その売店のよこにこんなものが。。。
これによると、ここから更なるアップコースで、一気に三原山火口まで登ることができるらしい。さすがに山を自転車で登る気はないので、伊豆大島一周コースを進む予定ですが、とはいえ、途中まではアップコースを登らなければならない。
う~ん、ここまでの登りでそこそこ疲れてけど、逆に体がほぐれて動くようにもなったので、最後の登りをがんばりますか。
売店を後にして、登り始めるとこれが、マジで永遠と登りでした。いや、ほんと心が折れました。そろそろ終わりか?と何度も期待しては裏切られ、かなり上まで登ってきたせいか霧も立ち込めて、先が見えなくなるほどです。
レンタカーを予約できていれば、いや、そもそも無人島生活のように己の力だけで生き抜く気持ちだったのだから、がんばれ。自転車で一周しようなどと考えた自分を後悔しつつ、その自分を励ましながら、必死に自転車を漕ぎました。
そして、なんとかアップコースを超えて、やっと下りが始まりました。下りが始まると伊豆大島にある2つのキャンプ場の1つ、海のふるさと村につきました。
ここで、全行程の4分の1です。朝の10時に岡田港を出発して、この時点で11時50分でした。実に2時間近くの登りコースでした。まだ、4分の3もあるのかと思うと、伊豆大島一周を諦めようか迷います。でも、これで一番の難所を超えたので、先に進むことにしました。
念願の下りのコースを軽快に降りていくと、いきなり「裏砂漠入口」なるものが出現しました。
ここから、徒歩で日本地図上で唯一の「砂漠」と表記されている場所に行けるようです。すでに120%のエネルギーを消費している私としては看板の写真を撮って、さっさと先に進みます。
軽快に下りを降りていくと今度は車で砂漠まで行けるルートに遭遇しました。
もちろんスルーです。砂漠に行くためには、また、登らなければなりませんが、そんな気力は全くありません。次回、レンタカーを借りられたときに行ってみたいと思います。
波浮港が見えてきました。
さらに進んでいくと「筆岩」という、なんとも奇妙な景色に遭遇しました。
ここで、筆岩を見るための休憩ポイントになっていたのですが、自動販売機があるわけでもなく、水分補給ができないので、軽く足を休めて、先に進むとやっと、波浮港に着きました。
ここでやっと売店があり、水分補給ができます。とても見晴らしがよく、景色を見ながらしっかり休憩を取りました。売店のおじさんが「ダメだよ、こまめに水分補給しないと。足が痙攣しだして、動けなくなるよ。ほら、これあげる」と塩キャンディーをくれました。おじさん曰く、この時期に水分を持たずに一周をするのは、そこそこ危険な挑戦だったようです。ここでポカリをがぶ飲みして復活しました。
あいにくの曇りですが、正直、曇りでよかった。晴れてたらマジで熱中症で倒れてたかもしれません。
とはいえ、これで半分まで来ました。ここまで3時間かかりました。